岩ノ原遺跡現地説明会その2

10/7に岩ノ原遺跡の第一回目が開催されたが(こちら)、遺構調査の中で、
この遺構が東大寺領石井庄の荘園の中心施設「庄所(しょうどころ)(庄家)」の一部であることが
今月15日判明した。
庄所の遺跡は県内初の発見ということで、18日、二回目の現地説明会が開催された。


 場所はこんなところです
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<荘園とは>

723年、三世一身法が発布されたが期限付きのため開墾は下火となった。
そこで政府は新たな推進策として743年に墾田永年私財法を発布した。
同法は墾田の永年私有を認めるものだったため、資本を持つ中央貴族・大寺社・地方の富豪(かつての豪族層)は活発に開墾を行い、大規模な土地私有が出現することとなった。
大規模な私有土地を経営するため、現地に管理事務所・倉庫がおかれたが、これを「荘」と称した。そして「荘」の管理区域を「荘園」と呼称した。
#庄所(庄家)とは荘園の現地管理事務所である



とにかく、東大寺が「上越のこの場所いいねっけ」とこの地に荘園の現地管理事務所を置いたわけですな。
すぐ脇を儀明川が流れているので、物流運ぶのも都合がよかったのだろうとのこと。

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こちら側(川沿い)の3棟は倉庫であったのだろうと推定。
(柱も多いのだが、住居にするには狭すぎるので倉庫だろうと)
1棟は高床式、1棟は棟持柱を持つ作りだったらしい。
奥の木株、もし言葉が話せるのなら当時のことを教えてほしい。

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前回のエントリでも載せたが礎板(そばん)。当時既に「のこぎり」なるものが存在していたんだからすごいわな。鉋も?

DSCN5179.jpg こちらは心柱があり寄棟造りと推定

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 二重つくりで四面に廂(ひさし)がついていた?庄所の中心??

DSCN5192.jpg 当時の柱にも聞いてみたい

DSCN5196.jpg 井戸を埋めるときのおまじない?らしい。
「埋めてよし(梅と葦)」みたいなの?

DSCN5199.jpg 転用硯。硯の代用品とのこと。地方だしね。

出土遺物は前回とそう変わらなかったが、8世紀終わり~9世紀中頃にここらに荘園があって
庄家もあって当時の人たちが生きていたんだなーと思うとなんかすごくスゴイ。
新幹線工事のために遥かな時代を経て蘇った荘園石井庄。
調査が済んだら再度遺跡は深い眠りについてしまうだろう。
前回同様、奈良時代平安時代の歴史ロマンに浸らせてもらい、いい時間を過ごさせてもらった。
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中越への旅

11月8~9日は長岡市・蓬平温泉に行ってきた。
この春の雪割草街道スタンプラリーでペア宿泊券が当たったのだが
何やらバタバタで結局有効期限ギリギリになってしまった。
一晩家を空けるので、義母の負担にならないように8日は昼食食べてから出発。柏崎・鯨波-長岡(旧越路町)・来迎寺~越路橋~蓬平というルート。

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海は前日の時化の名残。7日はめちゃくちゃ天気荒れまくっていた。
県内に限っていえば東港の「きりん」は倒れるわ屋根だかトタンだかが吹っ飛ぶわと大変悪天候だったのだ。
おかげさまでこの日はすっかり秋の好天だったが。。。
来迎寺の宝徳稲荷大社を車中から。「久保田」等銘酒の多い朝日酒造も道中見つけた。酒蔵というよりちょっとした工場?
酒蔵見学もしてみたかったが(こののんべが!)時間もなくまたいつかね。

越時橋を渡って、蓬平への細い道に入る。まだ工事車両が多く行き交う道路。
細いのでどうしても譲り合い。
前の大型がとても対向車優先してくれるので「おーい登り優先だぞー」とツッコミたくなる。
薄暗くなりかけた道を登っていくと蓬平温泉へ。
ここは地震のとき宿泊者徒歩で下山させたという場所だ。
以前は3軒の宿だったが、1軒はまだ建築中。今日泊まる福引屋さんと和泉屋さんの2軒が営業再開している。
ひなびた温泉宿を想像していたがなかなか。宿的レベルは湯田上温泉辺り?とは相方の弁。

チェックインして部屋へ。まずは温泉。おー!肌がつるつる滑らかー。
あったまったあとはごっつぉタイム。
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うおーー、おいしいよー。おいしい料理に酒も進む進む。
満腹満腹満足満足。そしてすっかりでき上がった約2名(笑)

21時、この宿の名物大福引き大会。
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くじ運行くぜ!と引いたものの残念、ポケットティッシュだった…
DSCN5041.jpg 「おめでとうございます~!」

もう一度温泉入っておやすみなさい。


9日。一度は目が覚めたものの寝なおしたら8時近かった…。慌てて起きて仕度し朝食。
本当は起きてから温泉入るつもりだったのに…。まあ予定だし(^^ゞと朝食の後軽く朝風呂。
お土産はお福酒造の福引屋銘の原酒。そしてチェックアウト。
どのレベルの宿泊プランかは??だったけど、すっかり満足できました。
ありがとう蓬莱館 福引屋さん!

今日の予定は雨だったら長岡の歴史博物館&ラーメンあたりだったが、好天だったので観光兼道の駅ツアー。
まずは蓬平の高龍神社へ。
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商売繁盛の神様として、県内からそして全国各地から参拝者が絶えない神社です。太田川の上流で三方を山に囲まれた美しい地に建ち、神秘的なムードが漂っています。ここに来て、まず圧倒されるのが118段の石段。この石段を必死に上ると、小じんまりとした境内が現われます。高龍神社の歴史は大正中期からと比較的新しいけれど、信仰の歴史は古いとか。今から約600年前に、南朝の武将高野木(コウノギ)民部永張が戦いに敗れて都を落ち、会津に向かう途中で、龍神の住むという蓬平(ヨモギヒラ)に居着いたという言い伝えがあります。村人たちは何百年もの間、この高龍神社伝説を信仰してきたのだそうです。高龍神社と言えば有名なのが白蛇ですが、これは御神体である龍の使い。龍を祭っている奥の院と神社の中間点にある院には、実際に白蛇がいるといいます。蛇は執念深い動物と言われているから、商売もこの蛇にあやかって粘り強くやれば成功するというわけでしょうか。


さすが商売の神様らしく奉納提灯などはお店モノが多い。ご利益あるんだろうなぁ~
神社参拝の後は蓬平から栃尾へ。栃尾道の駅で恒例の揚げたて栃尾油揚げを食べる。
これがね、やめられんのですわ。今回は揚げもちもいただきます。
DSCN5067.jpg 揚げてます。
DSCN5069.jpg 栃尾の油揚げはデカイのだ

NHK大河「義経」でも紹介されたが、栃尾には静御前の墓があるというので
近くだしちょっと立ち寄ってみた。
DSCN5075.jpg 静御前の墓
 左側の塔は明治末、静の墓が痛むのを悲しんだセイという娘が、織物を織って稼いだお金で墓を建て直そうとしたけれど、彼女は病没してしまい、その父が彼女の志を継ぎ周囲の協力を得て建立したものだそうな。

お次は入広瀬の道の駅。ここで一年ぶりの豆腐ケーキを食べる。
この味に会いたかったんだよ~~~!!DSCN5076.jpg
お土産に持って帰りたいがまだ販売はされていないとのこと。残念。
前回買えなかったどぶろく「喜(正式名は七が3つ)八」もゲット。

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守門岳を背にし次の目的地、枝折峠へ。
・・・の途中、あれ?相方のカバンがないことに気づく。
どうやら先程の道の駅のトイレに置き忘れた模様。どーすんだよこのうっかりさんがぁ!!と駅に慌てて電話をしてみれば預かっているとのこと。
ああーよかった。気づいて届けてくれた方、本当にありがとうございます。
引き返せば中身も無事でしっかりありました。よかったーー!!
ったく、ホントにうっかりさんの忘れんぼがー!

気を取り直し再度枝折峠を目指し車を走らせる。
峠中腹は光があたり紅葉も映える。青空とのコントラストもまたきれい。
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 枝折峠付近は既に落葉。
荒沢岳がその雄姿を現す。この山登ったのは確か1988年だったんだよなぁ。
もうすぐ20年ですか。ひゃー(^^;
しばし眺めを楽しんだ後は銀山平に向かって降りる。ちょっと酔いかけ。
銀山平はダム騒ぎでその姿が大分変わっていた。キャンプ場は移転して新しくなってるし。
遊覧船前のお土産屋さんでちらっと話聞いたところ、ダム建設計画が浮上し、それに賛成したので補償金が出て揃って移転したそうだ。
自然破壊につながるとその店は反対したのでそのままの場所で営業してるそうだ。目の前の建物がなくなり景観よくなったとご主人はおっしゃってたが。
結局そのダム計画は立ち消えとなった。騒ぐだけ騒いで人の心分断して何が残ったのだろう。

DSCN5118.jpg 尾瀬三郎の像。

尾瀬沼の発見者である尾瀬三郎中納言は、左大臣藤原経房[ふじわらのつねふさ]の次男という高貴な生まれ。時の権力者・平清盛と皇妃をめぐる争いに敗れ、都を追われこの地に流れ着いた。
都を去る時に妃から渡された虚空蔵菩薩を生涯肌身離さなかったという。この悲恋の物語は現在まで語り継がれ、銀山平の船着場を見下ろす高台に、烏帽子を被り菩薩を抱えた三郎の像が立っている。



シルバーラインを通って(シルバーラインと言いつつここはトンネルばかりだ)道の駅ゆのたにに向かう。
ここでおやつの大福を食べる。朝はしっかり食べたが昼は立ち寄りのちょっとしたものしか食べてないから小腹がすいてきた。
買ってあったおやつはあるのでそれつまみつつ、夕暮れの八海山と巻機山、
そして夕暮れシルエットの飯士山を最後に魚沼の山々とサヨナラして帰宅の途についたのでした。(夕飯までに帰ると言ってきたので)

DSCN5141.jpg 八海山
DSCN5144.jpg マッキー(巻機山)
DSCN5146.jpg 飯士富士(飯士山)シルエット

いろいろありましたが贅沢三昧リフレッシュの2日間でした。
また宿泊券当たらないかな~とすっかりヨコシマさんになってるよ。
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